『フルリーナと山の鳥』

もうすぐ4歳の息子を図書館へ連れて行った時のこと。

「なにか借りて帰る?」と私がたずねると、テキトーにそこらへんの本棚に手を伸ばし、4冊ほど掴み、「これかりる!」と。

私は内心(はぁ???)と思ったけれど、その4冊が意外にも興味をそそる感じの本だったのでそのまま借りることに。(「買う」場合はそうはいかないけれど、「借りる」ことはいくらでもできる!図書館サイコー!)

その中の1冊がまた、素晴らしい絵本でした。

フルリーナと山の鳥

岩波書店
発売日 : 1974-12-06

アルプスに暮らすある少女の、ひと夏の出来事を書いたお話です。

「日の光」を手にすることはできない。その代わりに「光る石」を手に入れる。

「オオライチョウ」は自分のものにはできない。でも「赤いリボン」が少女の手に残る。

何かを手放した時に、別の何かが舞い込んでくる。

教訓めいた話や面白おかしくウケを狙う訳ではなく、本当に、ただ単に、「自然の法則」が素朴な文と絵で表現されています。

大げさな表現が溢れる世の中、なんだかほっとする絵本でした。